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明後日朝顔プロジェクト

《明後日朝顔プロジェクトとは》

2003 年に新潟で開催された「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」において、アーティスト・日比野克彦が新潟県十日町市莇平の 集落の住民たちと共に始めた朝顔を育てるかたちで始まったのが「明後日朝顔プロジェクト」です。

そして2005年に水戸で開催された日比野の個展を機に初めて朝顔の種が運ばれ、2006年には福岡や太宰府、岐阜に運ばれました。その後も日比野克彦の各地での活動に呼応するかのように朝顔の種は全国へと運ばれ、朝顔の種が人と人、人と地域、地域と地域とが繋がる大きなネットワークの橋渡しとなっています。

朝顔の育成を通して、人と人・人と地域・ 地域と地域のコミュニケーションを促し、現代社会に於ける人と地域の関係の検証、人と人の関係性の中から創造されてくるカタチを芸術の根本と捉え、社会の中における芸術の機能性・多様性を試みています。 

 

そして2003 年に莇平ではじまった明後日朝顔プロジェクトは、今年で 16 年目に突入しました。現在では29地域がこのプロジェクトに参加しています。

 

【朝顔のはじまり】

2003 年第2回大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2003 において、新潟県十日町市莇平の廃校になった莇平小学校校舎を拠点にアーティスト日比野克彦はプロジェクト型作品として、あしたのその次を思い描く『明後日朝顔新聞社文化事業部』を発表します。「ワークショップ」や「アート」という言葉に触れる機会の少なかった集落住民との会話が途切れかけた頃、日比野はふと目にした花壇のことを話題に出します。そのことがキッカケで途切れかけていた会話が弾みはじめ、集落住民たちと共に朝顔を育てることになりました。現在では人と人、人と地域、地域と地域をつなぐ橋渡しとなっています。

 

【明後日朝顔企画主旨】

1・朝顔の育成を通して、人と人・人と地域・地域と地域のコミュニケーションを促し、現代社会に於ける人と地域の関係を検証する。
2・人と人の関係性の中から創造されてくるカタチを芸術の根本と捉え、社会の中における芸術の機能性・多様性を試みる。

 

【2020年度参加地域】

莇平・飛生・大館・気仙沼・上小阿仁・一関・いわき・水戸・富岡・千代田・さいたま・氷見(休止)・金沢・小松・福井・岐阜・ながら・京都・舞鶴姫路・傍示・太宰府・杖立・防府・福岡・熊本・天草・種子島・鹿児島・沖縄・台北花蓮(休止)

 



莇平

千代田

種子島


熊本

新潟

台湾花蓮



This project encourages communication between people and people, community and community, people and community through raising morning glory (a type of flower).Then we attempting to verify the relationship between people and community, to practice the diversity of art today.We believe that the project will give proof of an essence of art that is formed and imagined by the relationship between people and people. 

Currently it is done in 29 areas. 


《1年の様子》

明後日朝顔プロジェクトは、種を収穫した秋からそのシーズンがはじまります。

<種の収穫>

<苗植え>


《各地域の明後日朝顔記録 2018》

29地域各々の明後日朝顔プロジェクトを随時発信していきます。

《2018 水戸芸術館 明後日朝顔苗植え・ウッドデッキ塗装》


《明後日朝顔全国会議 2018 in さいたま》

年に一度、各地域で決定した一番素敵な朝顔のタネを持って「キング・オブ・種」を決めるプレゼンを行なっています。

いつも互いの地域で行なっている地域の人々が出会う場にもなっています。

2018 明後日朝顔全国会議の様子


《明後日朝顔はじまりのストーリー》

明後日朝顔全国会議inさいたまの企画で誕生した、13地域の明後日朝顔はじまりのストーリーの新聞をご紹介します。