ASIA DAIHYO

日比野克彦がASIA DAIHYOで制作したマッチフラッグを持ってFIFAワールドカップ開催国のロシアへ行ってきました!

アジア代表日本から、ASIA DAIHYOへ
『ASIA DAIHYO』は「アジア代表日本」 がアジアに向けて展開するプロジェクトです。
サッカー日本代表は、アジアの国々と試合を行い「アジア代表」としてワールドカップ出場を目指します。サッカーを文化と捉え、スポーツとアートの融合を目指して九州・福岡から応援しようと2006年に立ち上がったアートプロジェクトが「アジア代表日本」です。2015年からはアジア各国での展開を含む活動として、装いあらたに「ASIA DAIHYO」として、国際交流基金アジアセンターの支援を得て、2018年ロシア大会に向けて、アセアン地区での活動をスタートさせました。

今までにシンガポール、タイ、カンボジアに赴いてマッチフラッグを作り、共に応援してきました。今後もアセアン地域に赴き文化交流を行っていきます。

For the FIFA World Cup, Japan compete with the countries of Asia to represent the region.And we want to support the team from here, Dazaifu Fukuoka, Kyushu. During the FIFA World cup tournament in 2006,we started Asia Daihyo Nihon (Japan representing Asia) project,taking foot ball as culture and planning a new program whit depicts sport and art from a new perspective.The project has spanned three FIFA World Cup to 2006 (World Cup Germany) , 2010 (World Cup South Africa) and 2014( World Cup Brazil).We organized art workshop with participate of citizen during each World Cup year, and have supported Japan team through those art work(flags). 


=2017年度の活動=

2017年度のアジア代表日本は、アジア展開をカンボジア・プノンペンに焦点をあてて行いました。

2017年12月にはカンボジアでアートの講師をする2名のアーティストを日本へ招聘し、日比野克彦のもとでカンボジアでのワークショップ実施のための研修を行いました。そして2018年1月には日本のスタッフが帰国した招聘者の2名と共にプノンペンにて現地視察を行い、そこで例年通りの化学染料でのワークショップから「現地でも手に入る植物から染料を抽出して天然染料で絵の具を作成し、ワークショップで使用する」という新しい目標が生まれました。

現地での染料探しを数日の視察で行うことは困難でしたが、無事方法を確立することができ、2018年2月にはプノンペンの孤児院、日本とカンボジアの交流イベントである「キズナフェスティバル」にて天然染料の絵の具を用いてワークショップを行いました。媒染液を除いた、植物、のり、布はプノンペンで入手したもので、今後もカンボジアのメンバーがワークショップを継続していくことが以前より現実的なものとなりました。

また、今回天然染料を用いたことで現地のメンバーがこの技術を子供達に伝えていきたいと独自の団体を作ろうと現在動き出しています。自分たちの持つ誇れる資源を他者や未来へ伝えようとする姿は、とても頼もしいものでした。

▪︎カンボジア人2名を日本へ招聘▪︎

▪︎日本人スタッフが現地視察▪︎

▪︎ワークショップ実施▪︎