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HIBINO HOSPITAL 

(日比野美術研究室付属病院放送部)

1996年よりいろいろな試みで行われてきた、日比野克彦とその研究室(東京藝術大学)によるプロジェクト『TEST』シリーズ第7弾として、1999年よりスタートしました。

「HIBINO HOSPITAL  (日比野美術研究室付属病院放送部)」というプログラム名は、もともとインターネット上にホームページを開設し「アートによる診療」を施しながら、参加者を対象にオフラインパーティーでワークショップを行い、アーティストとともに作品を制作・展示するという内容に由来します。現在はオフラインパーティーのみの活動となり、システムを一部変更しながら日比野克彦発案による誰でも参加できる多彩なワークショップを継続的に実施しています。
現在もアーカスプロジェクトの地域プログラムの一環として、アーカススタジオを中心に県内各地で展開中です。
KENPOKU ART  2016 茨城県北芸術祭では、日比野克彦によるこれまでに開催されたHIBINO HOSPITAL 全68回分のアーカイブが展示・発表されました。

HIBINO HOSPITAL  (Hibino Art Seminar Hospital Broadcasting Club) led by artist Katsuhiko Hibino was initiated in 1999 to expand the involvement of the public in the ARCUS activities. The program name HIBINO HOSPITAL originates from its first series of programs in which an online hospital was set up to discuss art, combined with an offline workshop to make artworks with the artist. Currently, the program consists of offline workshops only, run by Hibino based on a variety of ideas he prepares for the participants.


1999年〜2016年「HIBINO HOSPITAL」


2017年度のワークショップ

Vol.71「ゆげおゆけむりひ(2017.12.24)

クリスマスイブに開催されたVol. 71は、形のないものを描くため、参加者が海へ水を汲みに行き、火を起こして水を沸かし、筆は拾い集めた枝を束ね、松ぼっくりを燃やして砕いた粉末を絵の具として、湯気・お湯・煙・火を描くワークショップを行いました。4種の現象を1枚ずつ画用紙に描いた後、つなぎ合わせ掛け軸にしました。詳細はこちら

協力:茨城県立児童センターこどもの城


Vol.72「紙映画(2018.2.18)

ワークショップ前日に羽生結弦が平昌五輪で金メダルを獲得したこともあり、彼の演技に使用されたBGMに合わせて、紙芝居ならぬ世界初の「紙映画」を作るワークショップを行いました。映画や時代劇ドラマのロケセットでグループごとにストーリーを構築し、舞台となるセットをスケッチし、最後に参加者全員が各チームで制作したストーリーをBGMに合わせ発表しました。詳細はこちら

協力:ワープステーション江戸、つくばみらい市教育委員会

写真提供:アーカスプロジェクト

撮影:加藤甫


KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭

KENPOKU ART  2016 茨城県北芸術祭に、参加者が廃校となった小学校の教室の窓から見た風景を想像しながら、色紙を貼っていく体験型の作品を発表しました。会期が進むにつれて日々変化していく窓からの景色と共に、作品も夏は青々しく、秋は赤めく景色に変化していきました。